第二次大戦中のイタリアで起きたナチスドイツ軍による国内最大の住民虐殺事件“マルザボットの虐殺”。その歴史の目撃者となった幼い少女の物語。イタリア・アカデミー賞で作品賞など三部門を受賞。監督はジョルジョ・ディリッティ。
第二次大戦末期の1943年、イタリアの北部ボローニャ近郊の小さな山村にも戦争の影は忍び寄ってきた。地元ファシストとナチスドイツが力を握る中、この村には密かに反ファシズム体制派のパルチザンが出入りしていた。
叔母ベニャミーナ(アルバ・ロルヴァケル)を含む大所帯の農家で暮らす八歳の少女マルティーナ(グレタ・ズッケリ・モンタナーリ)は生まれて間もない弟を亡くして以来、話せなくなった。だが彼女には温かく見守ってくれる家族があり、周りを囲む豊かな自然があった。一家は春に種を蒔き、畑を耕し、秋に収穫を行ない、冬の寒さに堪える一年を送る。
スタッフ・キャスト
[監督]ジョルジョ・ディリッティ
[出演]アルバ・ロルヴァケル、マヤ・サンサ
上映時間:1時間57分
配給:2009年イタリア映画/アルシネテラン配給
公開日:10月22日公開
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