アメリカではもちろん、ヨーロッパ各国を含む全世界規模で一大ブームを巻き起こしているTVシリーズ「GREE」。田舎町の高校のグリー（合唱）部、そこに集まった落ちこぼれ生徒たちが、歌と踊りを通じて人生の喜びを見出していく青春ドラマ。日本でもDVDリリースに続いてNHK BSで放映が始まり、数多くのTVファンの注目を集めている。
それにつけても全米での熱狂ぶりには、目を見張らされるものがある。エミー賞多数ノミネートはもちろん、メンバーたちがホワイトハウスでパフォーマンスを披露したり、MLBワールドシリーズの始球式で国歌斉唱をしたりと、もはや社会現象ともいえる盛り上がり。その熱さを最も顕著に表しているのが、2009年から始まった「gleeコンサートツアー」。2011年のツアーでは、4カ国21都市を回る39回公演が行われ何と72万人を動員！
その熱気と興奮をぜひ世界中の人々に届けたいと作られたのが、映画「glee／グリーザ・コンサート3Dムービー」で監督はケヴィン・タンチャローン。参加メンバーは、リー・ミシェル、コリー・モンテース、クリス・コルファー、アンバー・ラリー、ケヴィン・マクヘール、ダイアナ・エーグロン、さらにいま全米で熱狂的人気のダレン・クリス率いる”ウォーブラーズ”ら若手オリジナルキャストがほぼ全員集合。本場ブロードウェイでも高い評価を受けている彼らがノンストップでくり広げるステージパフォーマンスは、圧倒的なまでにダイナミック＆ドラマチックで、ドラマの1シーンとしての歌や踊りとはまた違った感動を呼び起こしてくれる。