人喰い山と恐れられたヒマラヤ山脈ナンガ・パルバート壁に挑んだ兄弟登山家の悲劇と、その初登攀をめぐるスキャンダルの真相を映像化。事件の当事者である登山家ラインホルト・メスナーが原作者として全面協力。監督は「ふたりのロッテ」のヨゼフ・フィルスマイアー。
兄ラインホルト（フロリアン・シュテッター）と弟ギュンター（アンドレアス・トビアス）のメスナー兄弟の夢は、ヒマラヤ山脈ナンガ・パルバートを制覇することだった。１９６９年、登頂を目指す遠征隊がヘルリヒコッファー博士（カール・マルコヴィクス）のもと組まれ、二人は隊員として参加。メンバーの中には軍隊出身のフェリックス・クーエンがおり、ラインホルトと敵対する。
遠征隊は、博士を支持するフェリックス・チームとメスナー兄弟に分かれ、争うように山頂を目指すようになる。