命と引き換えの究極のギャンブル、それは勝率わずか1％のロシアン・ルーレットだった。2007年に公開された「13／ザメッティ」をオリジナル版の監督ゲラ・バブルアニが自らリメークしたサスペンス・スリラー。出演者は一新され、「コントロール」のサム・ライリー、「アドレナリン」のジェースン・ステーサム、「レスラー」のミッキー・ロークらスター・キャストが顔を揃えている。
電気工の青年ヴィンス（ライリー）は病気の父を抱え、一人で一家を養う貧しい生活を送っていた。ある日、仕事先で一攫千金の話を聞きつけた彼は家主の持つ謎めいた封筒を盗み出す。大金さえあれば家族を楽にできる。彼は封筒の中の指示書に従い、ある館へとたどりついた。
その館で繰り広げられていたのは命をかけたロシアン・ルーレットだった。十七人の男たちが一から十七までの番号がついたＴシャツを着せられ、円になる。その円の周りを各人に莫大な金を賭けるギャンブラーが取り囲む。十七人の手には拳銃と一発の銃弾。プレーヤーは弾倉を回転させ、前に立つ男の後頭部へ狙いを定め、引き金を引く。ルールは単純。生き残れば一○○万ドルの大金、負ければ即死亡。