ゴールデングローブ賞（コメディー／ミュージカル部門）で作品賞と主演女優賞（アネット・ベニング）を受賞し、アカデミー賞でも作品賞など四部門で候補となった異色の家族ドラマ。監督は「しあわせの法則」のリサ・チョロデンコで、出演はアネットのほか、ジュリアン・ムーア、マーク・ルファロー（助演男優賞候補）、ジョッシュ・ハッチャースン、ミア・ワシコースカら。
　まもなく大学進学を控えるジョニ（ミア）は、弟レイザー（ハッチャースン）にある相談を持ちかけられる。『僕たちの本当の父親を知りたくない？』彼らは二人のママと暮らしている。医療機関で働くニック（アネット）と造園業を始めたばかりのジュールス（ジュリアン）だ。彼女たちは精子バンクの提供を受けジョニとレイザーを生んだ同性カップルだった。
　弟の提案に乗ったジョニは、遺伝子学上の父親探しを始めると、自然食レストランのオーナーを営むポール（ルファロー）を突き止めた。二人はママたちに内緒で彼と会うと、ポールは気さくで良い人に思えた。