1970年代初頭、伝説の富豪ハワード・ヒューズの偽の伝記を出版するという稀代の詐欺を企てた一人の作家の姿をラーセ・ハルストレム監督（「サイダーハウス・ルール」）が描いた、実話に基づく作品。「最後の初恋」のリチャード・ギアを主演に、アルフレッド・モリナ、マーシア・ゲイ・ハーデン、スタンリー・トゥッチらが共演。デジタル上映。
　売れない作家アーヴィング（ギア）は、持ち込む原稿をことごとく却下され、窮余の策で有名な大富豪ハワード・ヒューズのニセ伝記を書くことを思いつく。人嫌いで決して表舞台に出て来ない彼ならばウソをついてもバレないという算段だ。
　ヒューズの筆跡を真似た手紙を本物と信じ込ませたアーヴィングは、親友のリサーチャー（モリナ）を使い情報収集に走ると共に、巧みな話術で出版社会長（トゥッチ）らを説得し、多額の事前報酬を得る。