世紀末のウィーンを代表する大作曲家グスタフ・マーラー。彼が心理学者フロイトと会合した史実に基づき、マーラーの知られざる夫婦関係を描く「バグダッド・カフェ」のパーシー・アドロンとその息子フェリックス・アドロン監督作。
1910年夏、マーラー(ヨハネス・ジルバーシュナイダー)は休暇中の精神分析医フロイト(カール・マルコヴィクス)を訪ねる。実はマーラーは愛妻アルマ(バーバラ・ロマーナー)に関して悩みがあり、フロイトにそれを語りだす。
アルマはクリムトなど芸術家を魅了した美貌と音楽の才能にあふれた女性。マーラーは彼女と恋に落ち、彼女を射止めることに成功した。それからマーラーは彼女への愛を音楽作曲の糧とし、アルマも彼と音楽のためにすべてを捧げた。だが十九歳という年齢差、マーラーが作曲活動を妻に禁じたこと、そして愛娘の死が、次第に二人の愛情を変化させていく。
スタッフ・キャスト
[監督]パーシー・アドロン、フェリックス・アドロン
[出演]ヨハネス・ジルバーシュナイダー、バーバラ・ロマーナー
上映時間:1時間42分
配給:2008年独=オーストリア映画/セテラ・インターナショナル配給
公開日:4月30日公開
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