2006年に公開された「ディア・ピョンヤン」で高い評価を得た在日二世のヤン・ヨンヒ監督が、四〇年前に北朝鮮に渡った三人の兄、そして姪のソナに焦点を当てて、遠く離れて暮らす家族の姿を描いたドキュメンタリー作品。
東京で暮らしているヤン・ヨンヒ。父親はかつて植民地支配下の韓国から日本へと渡り、母と結婚。その父は70年代に、当時?地上の楽園?と呼ばれていた北朝鮮へ、三人の息子たちを送り出した。次男のコナはそこで結婚し、二人の息子と一人の娘ソナを得る。97年、亡くなったコナの妻の一周忌のため、北朝鮮に渡ったヤンと母。二人を前にして、亡母の墓前で追悼の詩を詠んでみせるソナ。
01年、これまでに何度も訪れたピョンヤンに、両親と一緒にやってきたヤン。その晩、三〇年ぶりに家族全員がそろってのパーティーが開かれ、ソナは得意の詩を朗読する。
スタッフ・キャスト
[監督]ヤン・ヨンヒ
上映時間:1時間22分
配給:2010年韓=日映画/スターサンズ配給
公開日:4月2日公開
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