80年代ペルーで起きた残虐なテロ事件を背景にしたある少女の物語。母からテロの傷跡を受け継ぎ、心を閉ざした少女の葛藤と再生を描く。ペルー映画として初めてベルリン映画祭金熊賞に輝き、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた。監督はクラウディア・リョサ。
革命テロ集団?センデロ・ルミノソ?の残忍な行為が横行した暗黒の時代。娘を身ごもっていた女性が目の前で夫を殺され、レイプされた。数年後、美しく成長したその娘ファウスタ(マガリ・ソリエル)は、自分が母乳を通して母の苦しみを受け継いだ?恐乳病?であると信じていた。すぐ鼻血を出すのも、独りで出歩けないのもこの病のせいであると。?下劣な男?から身を守るため、彼女は体の奥にじゃがいもをうずめていた。
スタッフ・キャスト
[監督]クラウディア・リョサ
[出演]マガリ・ソリエル、スシ・サンチェス
上映時間:1時間37分
配給:2008年ペルー映画/東風配給
公開日:4月2日公開
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