本年度のアカデミー賞で作品・監督賞など六部門七ノミネートを受けた実話ドラマで、マーク・ワールバーグが実在のボクサー、ミッキー・ウォードを演じると共に製作も担当する。ミッキーの兄を演じるのはクリスチャン・ベール、母親役にはメリッサ・レオ、恋人役にはエーミー・アダムズが扮し、ベールとメリッサはアカデミー賞とゴールデングローブ賞でそれぞれ助演賞を受賞している。監督は「スリー・キングス」のデーヴィッド・O・ラッセル。
マサチューセッツ州ローウェルは労働者の街。そこに生まれ育ったディッキー(ベール)とミッキー(ワールバーグ)の兄弟。ミッキーは才能があるものの、元天才ボクサーだが今は薬物中毒者の兄ディッキーとマネージャー役の母アリス(メリッサ)のいいなりで、彼らの組んだ不利なカードをこなしはするが、なかなか勝利できずにいた。他の有力ジムから引き抜きの話があっても、母と兄は『家族抜きではお前は何もできない』とミッキーを手放そうとしない。
不遇なミッキーの唯一の心の安らぎは、バーで出あった恋人シャーリーン(エーミー)の存在。勝気な彼女は、兄と母に縛られていてはミッキーはダメになると考えていた。
スタッフ・キャスト
[監督]デーヴィッド・O・ラッセル
[出演]マーク・ワールバーグ、クリスチャン・ベール
上映時間:1時間56分
配給:2010年アメリカ映画/ギャガ配給
公開日:3月26日公開
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