フランスの喜劇王ジャック・タチが娘へ遺した幻の脚本を基に、時代遅れの老手品師と貧しい少女の心温まる交流を描くアニメーション。監督は「ベルヴィル・ランデブー」のシルヴァン・ショメ。本年度アカデミー賞の長編アニメ賞候補作品。
1950 年代のパリ。世の中はTV とロックンロールの時代に突入していた。初老の手品師タチシェフは帽子からウサギを出すような昔ながらのマジックを得意としていたが、今ではかつての人気をすっかり失い、三流の劇場や場末のバーを巡業するさえない日々を送っていた。
スコットランドの離島に流れ着いた手品師は、やっと電気が開通したばかりの片田舎のバーで村人相手に芸を披露し、久しぶりの喝采を浴びる。中でも特にそれらのマジックに目を輝かせたのは、手品師を何でも叶えてくれる魔法使いだと信じた貧しい少女アリスだった。少女は島を離れる手品師を追って、エジンバラでともに新生活を始めることになる。
スタッフ・キャスト
[監督]シルヴァン・ショメ
上映時間:1時間20分
配給:2010年英=仏映画/クロックワークス=三鷹の森ジブリ美術館配給
公開日:3月26日公開
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