「ザ・リング２」でハリウッド・デビューした中田秀夫監督がイギリスに拠点を移し、アイルランドの劇作家エンダ・ウォルシュによる同名の戯曲を映画化した心理サスペンス。インターネットのチャットルームに救いを求める若者たちの心の闇と悲劇を描く。主演は「キック・アス」のアーロン・ジョンスン。
　家族関係がうまくいっていない青年ウィリアム（ジョンスン）は救いを求めるようにインターネットに没頭する毎日を過ごしていた。彼がネットを通して知り合ったのは、いずれも同世代のジム（マシュー・ビアード）、エヴァ、エミリー、モーの四人。彼らはチャットルームで頻繁に会話を交わすようになる。
　やがて彼らはお互いの悩みや問題を打ち明けるようになり、ジムは自分がうつ病であることを告白する。だがその瞬間、ウィリアムの態度が豹変。巧みな言葉を駆使し、ジムを自殺に追い込もうとする。