引退生活を送っていた元ＣＩＡ諜報員が、ある日突然暗殺されそうになる。そのウラには国家的機密が隠されていた……ＤＣコミックスの人気グラフィック・ノベルを基にしたアクションで、「ダイ・ハード」のブルース・ウィリスを中心に、モーガン・フリーマン、ヘレン・ミレン、ジョン・マルコヴィッチ、リチャード・ドライファス、アーネスト・ボーグナイン、ブライアン・コックスといったオスカー級ベテラン俳優が集合。さらにカール・アーバン、メーリー・ルイーズ・パーカーらが共演。監督はロベルト・シュヴェンケ。原題のＲＥＤとはRetired Extremely Dangerous（引退した超危険人物）の略。
　フランク・モーゼズ（ウィリス）は引退した元腕利きのＣＩＡエージェント。今は役所の年金課に勤める顔も知らないＯＬサラ（メーリー・ルイーズ）との電話でのおしゃべりが唯一の楽しみという彼の許に、ある夜更け、武装した謎のコマンド集団が侵入、彼を殺そうとするが、昔取った杵柄で反撃し、車で逃走する。行き先はサラの住む街だ。自分が古巣のＣＩＡ監視下にあるなら、彼女との会話も盗聴されていると判断、自分が好意を持つサラも狙われると推測したが、それは正解だった。初対面のサラを無理やり車に押し込むと、元上司で今は老人介護施設にいるジョー（フリーマン）を訪ねる。ジョーの調査でフランクが知ったのは、彼を襲撃した集団が最近ＮＹタイムズの女性記者を密殺した疑いがあるということ。一体フランクと何の繋がりが？