80年代に大ヒットした「ウォール街」のオリヴァー・ストーン監督が23年ぶりに手がけた続編。全米を襲った金融ショックを背景に、若き金融マンと手を結んだゲッコーが、欲望と策謀が渦巻くウォール街に再び鋭い牙を突き立てる。
前作でアカデミー賞主演男優賞を獲得したマイケル・ダグラスが再度ゲッコーを演じるほか、「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ、「17歳の肖像」のケアリー・マリガン、「ミルク」のジョッシュ・ブローリン、フランク・ランジェラ、イーライ・ウォーラック、スーザン・サランドンらが共演。
投資銀行ゼイベル社に勤めるジェイコブ(ラブーフ)は、若くして成功を収めた金融マン。過酷な世界に身を置くジェイコブだったが、彼には大きな夢があった。それは、尊敬する博士が開発するクリーン・エネルギーを金銭的にバックアップし実現にこぎつけること。そんな彼を支えてくれる恋人ウィニー(ケアリー)は、非営利ニュースサイトを運営するジャーナリストで、金融界の伝説的人物ゲッコー(ダグラス)の娘だった。だが彼女は、金の亡者で投獄され兄を自殺に追い込んだ父を憎み、親子の縁を切っていた。
2008年、ウォール街に衝撃が走る。急成長を続けていたアメリカ経済が破綻し、ゼイベル社の株価が暴落。昔気質の社長ルー(ランジェラ)は社員を救うための救済措置を提案するが、彼に恨みを抱く金融界の黒幕ブレトン(ブローリン)に握り潰されてしまう。社員を救えなかったルーは自殺、彼を父のように慕っていたジェイコブは怒りに燃える。彼が頼ったのは、かつてウォール街を支配し金融界を震撼させたゲッコーだった。
スタッフ・キャスト
[監督]オリヴァー・ストーン
[出演]マイケル・ダグラス、シャイア・ラブーフ
上映時間:2時間13分
配給:2010年アメリカ映画/20世紀フォックス映画配給
公開日:2011年2月4日公開
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