刑務所から釈放された孤独な女性と片田舎に暮らす老牧師が織りなす赦しと希望の物語。2010年フィンランド・アカデミー賞で作品賞他最多の四部門を受賞。監督はクラウス・ハロ。
模範囚として恩赦を言い渡されたレイラ(カーリナ・ハザード)は、十二年間暮らした刑務所を後にする。身寄りのない彼女を受け入れてくれたのは、盲目の牧師ヤコブ(ヘイッキ・ノウシアイネン)。そこでレイラが任された仕事は、目の見えない牧師にかわって毎日届く手紙を読み、その返事を書くことだった。
牧師のもとには毎日様々な悩みが綴られた手紙が届く。孫の就職口のこと、学校への不満、夫の暴力……手紙の送り主は牧師の返事を心の拠り所にしていた。だがレイラは牧師に心を許さず、毎日手紙を届けにくる郵便配達人とも険悪になり、手紙を勝手に捨ててしまうようになる。
スタッフ・キャスト
[監督]クラウス・ハロ
[プロデューサー]カーリナ・ハザード、ヘイッキ・ノウシアイネン 上映時間:1時間15分
配給:2009年フィンランド映画/アルシネテラン配給
公開日:2011年1月15日公開
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