2001年、オハイオ州で実際に起きた戦慄の列車事故を基にしたパニック・アクション。超大型の貨物列車が大量の危険物を積み込んだまま無人で発車。加速した列車は巨大ミサイルと化し、沿線住民をパニックに陥れる。この前代未聞の危機に立ち向かったのは二人の鉄道マンだった。
鉄道と家族を愛するベテラン機関士にデンゼル・ワシントン。「クリムゾン・タイド」「マイ・ボディガード」「デジャヴ」「サブウェイ123」に続き、トニー・スコット監督との五度目のタッグ作品となる。新米車掌に「スター・トレック」のクリス・パイン、操車場長に「7つの贈り物」のロザリオ・ドースン。CGを極力使わないという監督の方針の下、多くのアクション場面が役者本人やスタントマンによって実際に撮影されている。
ペンシルベーニア州ブリュースターの操車場。新米車掌のウィル(パイン)は父親ほどに年の離れた機関士フランク(ワシントン)と初めてコンビを組むことになる。フランクは勤続二八年の気難しいベテラン。ウィルは入社してまだ四か月のルーキー。二人とも家族に関するトラブルを抱え、旧式機関車1206号の車内にはピリピリとした空気が流れていた。
そのころ彼らの知らないところで大事件の引き金が引かれていた。人為的なミスと不運が重なり、最新鋭の大型貨物列車が無人のまま走り始めていたのだ。事態を知った操車場長のコニー(ロザリオ)はすぐに対策を講じ、作業員を現場に先回りさせようとするが、列車はそれをあざ笑うかのように加速を続け、線路内のあらゆるものをこっぱみじんにしながら市街地へ驀進していた。
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スタッフ・キャスト
[監督]トニー・スコット
[出演]デンゼル・ワシントン、クリス・パイン
上映時間:99分
配給:2010アメリカ/20世紀フォックス
公開日:2011年1月7日
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