その将来のすべてが光り輝いていた青年チャーリー。そんな彼の最愛の弟サムが突然亡くなり、悲しみに暮れるチャーリーは輝く未来を捨ててしまう。だが厭世的な生活を送る彼の前に一人の女性が現われた。そして……「ハイスクール・ミュージカル」のザック・エフロンが主演する感動と奇跡のドラマ。監督はエフロンと「セブンティーン・アゲイン」で組んだバー・スティアーズで、共演は「エクトプラズム」のアマンダ・クルー、「最後の初恋」のチャーリー・ターハンらの若手に、「ハンニバル」のレイ・リオッタ、「セルラー」のキム・ベーシンガーなどベテランが脇を固める。
　母クレア（キム）、十一歳の弟サム（ターハン）と暮らす高校生チャーリー（エフロン）は、ヨット・セーリングの才能に恵まれ、奨学金を得て大学進学も決まり、その未来は明るかった。だが高校卒業式の夜、運命は一転した。チャーリーの運転する車が衝突事故に遭遇、同乗していたサムが帰らぬ人となり、チャーリーは緊急救命士フロリオ（リオッタ）に一命を救われた。弟を守れなかった罪悪感に自分を責めるチャーリーは、サムの葬儀中に墓地裏の森へ駆け込んでしまう。そのときいつもサムの野球の練習を開始する二人だけの日課の合図にしていた、日没を知らせる大砲の音が響いた。するとチャーリーの目の前に事故の日の赤いジャンパー姿のサムが現われた。驚くチャーリー。しかし彼はそれ以来、日没になるとこの時間にサムと会う約束を果たすため、進学もヨットもあきらめる決意をする。


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