進化を遂げたテクノロジーと人類の戦いを革新的3D映像で描くSFアクション。デジタル界のカリスマといわれた男が謎の失踪を遂げてから二〇年。その息子サムは不思議なメッセージに導かれて神秘の世界へ入り込む。そこはあまりにも美しく、あまりにも危険に満ちた世界だった。
最新CG技術と3Dを融合させ、新たな映像表現の可能性に挑んだのは、アップルやナイキなどの独創的なCMを手がけてきた新鋭ジョゼフ・コジンスキー監督。撮影には「アバター」でも用いられた二台の高画質デジタルシネマ用カメラ・システム”フュージョン・カメラ”の最新版が採用された。エレクトロ・ミュージック・デュオの”ダフト・パンク”が音楽を担当(カメオ出演も)。プロジェクト開始から完成までには撮影期間とポストプロダクションを含めて三年の歳月が費やされた。
主演は「エラゴン」「トロイ」などの大作出演を経て、これが本格的な初主演作となるギャレット・ヘドランド。父親役には「クレイジー・ハート」のジェフ・ブリッジズ、謎めいたヒロインには新進女優のオリヴィア・ワイルド。世界で初めてCGを本格採用したSF映画「トロン」(82)の続編にあたる。
1989年、一人の男がこつぜんと姿を消した。デジタル業界の第一人者で巨大企業エンコム社のCEO、ケヴィン・フリン(ブリッジズ)だ。あとにはまだ幼い息子のサムだけが残された。
2009年。父に捨てられたという思いを抱えたまま青年へと成長したサム(ヘドランド)は、謎のメッセージに導かれ、それまで入ることを避けていた父の研究所兼ゲームセンターへ足を踏み入れる。ゲーム機の列の奥にあったのは、地下へと通じる秘密の通路。まばゆい閃光が走った次の瞬間、サムの姿は吸い込まれるようにどこかへ消えていた。
気づけばサムは異世界に立っていた。そこはコンピューターの世界に構築された近未来的都市。迷子プログラムと見なされてコロシアムへと連行されたサムは、大観衆の歓声の中で対戦相手とディスクを飛ばして戦う危険な競技を強いられる。
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スタッフ・キャスト
[監督]ジョゼフ・コシンスキー
[出演]ギャレット・ヘドランド、ジェフ・ブリッジズ
上映時間:130分
配給:2010アメリカ/ウォルト・ディズニー・スタジオ
公開日:2010年12月17日
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