極道の世界に足を踏み入れた少年たちの友情と抗争の日々を描く青春映画。台湾で本年度最高の動員記録を樹立した。監督はニウ・チェンザー。モンガとは台北一の歓楽街のこと。
　１９８６年、台北。多くの極道組織が縄張り争いを繰り広げる街モンガに、高校二年生のモスキート（マーク・チャオ）が越してきた。小さな頃からいじめられっ子だった彼は、転校初日から不良のドッグに絡まれるが、そこをドラゴンという男に救われる。ドラゴンはモンガで一番の権力を握るヨウカウ組のボス、ゲタ親分の一人息子だった。ドラゴンとその仲間モンク（イーサン・ルアン）たちと義兄弟の契りを結んだモスキートは、毎日喧嘩に明け暮れながら極道の世界に足を踏み入れていく。学校をさぼって仲間と遊び、初めて娼館に足を踏み入れ、ゲタ親分の命令で極道の訓練を積む。そうやって彼の青春の日々は過ぎていった。