「そして僕は恋をする」のアルノー・デプレシャン監督が、クリスマス前に久々の再会を果たした大家族を描く群像劇。家族の人間模様の機微がリアルな会話とエリック・ゴーティエの流麗なカメラワークで浮かび上がる。出演はカトリーヌ・ドヌーヴ、アンヌ・コンシニ、マチュー・アマルリックら、フランス映画界の実力派キャストが結集。
白血病の長男ジョゼフを六歳で亡くす悲しい過去を持つヴュイヤール夫妻。染物工場主の夫アベル(ジャン・ポール・ルシヨン)と気丈な妻ジュノン(カトリーヌ)は、豊かな老年期を迎えていたが、ジュノンは難病に倒れ、身内に提供を求め骨髄移植手術を受けるか悩んでいた。
母に反抗し続ける次男アンリ(アマルリック)は、妻を亡くしてアル中になった一家の迷惑者。劇作家の姉エリザベート(アンヌ)に負債をおわせる裁判沙汰を起こし、姉から絶縁されていた。一方のエリザベートは、社会的に恵まれた人生を送るが、心を病む息子ポールを抱えている。姉と兄と良好な関係を続ける三男イヴァン(メルヴィル・プポー)は、幼馴染みのシルヴィア(キアラ・マストロヤンニ)と結婚し、幼い双子を子育て中だ。
スタッフ・キャスト
[出演]カトリーヌ・ドヌーヴ、マチュー・アマルリック
上映時間:150分
配給:2008フランス/ムヴィオラ
公開日:2010年11月20日
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