”草食系イケメン”という近年の風潮をヨシとせず、たとえアナクロと呼ばれようと”肉食系オヤジ”が立ち上がり、パワーを炸裂させるアクション映画がやってきた！　まさに空前絶後、驚天動地、シルヴェスター・スタローンが新旧の肉体派スターを一堂に集めて、南米の島国の独裁軍事政権打倒に燃える大作戦を敢行する。出演の顔ぶれを聞いて腰を抜かすなよ。そこの若いの！　スタローンを筆頭に、ジェースン・ステーサム、ジェット・リー、ドルフ・ランドグレン、ミッキー・ローク、さらにブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーまでが顔を揃えた。凄い！の一語は本作のためにあるようなもの。監督はスタローンの兼任、脚本はスタローンとデーヴィッド・キャラハムの共同。
　ソマリアのアデン湾。停泊中の大型タンカーに闇夜に乗じて忍び寄る一隻の攻撃用ボート。船内では悪名高き武装海賊たちが、身代金の不着に業を煮やし、船内に監禁した欧米人の人質たちを、ビデオを通じて公開処刑しようとしていた。
その寸前、赤いレーザービームが海賊たちを捉えた。現れたのはバーニー（スタローン）率いる無敵の傭兵”エクスペンダブルズ＝消耗品軍団”の面々だ。バーニーは身代金３００万ドルを手に交渉するが、海賊たちは金額の吊り上げを要求する。ここでチームの一人で一番血の気の多いガンナー（ランドグレン）が暴走し、グレネード・ランチャーで海賊のリーダーを木っ端みじんにし、激しい銃撃戦を誘発する。


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