フランスの”ヌーヴェルヴァーグ”の幕開けを告げた一作とされるルイ・マル監督のサスペンスで、ルイ・デリュック賞を受賞。ノエル・カレフの同名小説をマルとロジェ・ニミエが脚色、アンリー・ドカエが撮影を担当し、ジャズ・トランペットの一人者マイルス・デーヴィスによる即興演奏が全編を流れるのも有名。出演はモーリス・ロネ、ジャンヌ・モロー、リノ・ヴァンチュラ、ジョルジュ・プージュリーら。ニュープリント上映。
ある企業社長の側近ジュリアン(ロネ)は、美しい社長夫人のフロランス(ジャンヌ)と深い関係を持っていた。情事のはてに夜のオフィスで社長を殺害する完全犯罪を計画し、それを実行したジュリアンだったが、現場に忘れた証拠品を取りに戻ったとき、電源の切れたエレベーターに閉じ込められるアクシデントが発生。しかもそのころ彼の車を盗んだ奔放な若者ベロニク(ヨリ・ベルタン)とルイ(プージュリー)のカップルも、予期せず殺人事件を起こしていた。
スタッフ・キャスト
[監督]ルイ・マル
[出演]ジャンヌ・モロー、モーリス・ロネ
上映時間:92分
配給:1957フランス/ザジフィルムズ
公開日:2010年10月9日
「オフィシャルサイト」