人との関わりを避け、単調な毎日を送っていた六〇歳の女性の再出発の物語。地下鉄会社が行なった長編脚本コンクールの大賞作品をゴンサロ・カルサーダ監督が映画化。主演はアルゼンチンを代表する舞台女優、レオノール・マンソ。
六〇歳のルイーサ(レオノール)はブエノスアイレスのアパートで人との関わりを避けながらひっそりと暮らしていた。感情を表に出さず、職場と自宅を往復するだけの毎日。唯一の家族はネコのティーノ。過去に夫と娘を一度に失ったことが、彼女の深いトラウマになっていた。
そんな変化のない毎日を変えたのはティーノの突然の死だった。同時に二つの職場を解雇され、ティーノの埋葬費もままならなくなったルイーサは、何とかお金を稼ごうと、地下鉄の車内でお守りカードを売ったり、駅の物乞いの男(ジャン・ピエール・レゲラス)と一緒に座り込んだり、今までは考えられなかった行動力を発揮し始める。
スタッフ・キャスト
[監督]ゴンサロ・カルサーダ
[出演]レオノール・マンソ、ジャン・ピエール・レゲラス
上映時間:110分
配給:2008アルゼンチン=スペイン/Action Inc.
公開日:2010年10月16日
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