50年にも渡ってフランスで愛される国民的絵本を実写映画化。やんちゃな少年ニコラが巻き起こす大騒動を描く。本国では動員500万人を突破する大ヒットを記録した。出演は子役のマキシム・ゴダール、「モンテーニュ通りのカフェ」のヴァレリー・ルメルシェなど。監督は「モリエール 恋こそ喜劇」のローラン・ティラール。
　ニコラ（ゴダール）は夢見がちでわんぱくな男の子。ママ（ヴァレリー）やパパ、友達が大好きで、みんなを幸せにすることがいちばんの夢だった。ある日両親の会話を耳にしたニコラは、ママにもうすぐ赤ちゃんが生まれると思い込み、最悪な事態を想像する。弟が生まれたら、僕は捨てられてしまうかもしれない！
　ニコラは両親の気を引こうと家の掃除をしたり贈り物をしたりするが、すべてが裏目に出て、かえって両親の怒りを買ってしまう。思いあまったニコラは『弟がいなくなればいい』と考えてとんでもない作戦を思いつき、町をパニックに陥れてしまう。