一冊の日記をめぐる親子三世代の女性たちの物語。子どもを捨てた祖母、娘とうまく関係を築けない母、仕事と恋に悩む娘の三つの人生が交錯する。「8人の女たち」のカトリーヌ・ドヌーヴ、「レディ・チャタレー」のマリナ・ハンズ、「潜水服は蝶の夢を見る」のマリ・ジョゼ・クローズらフランスの実力派女優が共演。監督はジュリー・ロペス・クルヴァル。
フランスの海辺の田舎町アルカション。仕事先のカナダから帰省した娘のオドレイ(マリナ)を医師の母マルティーヌ(カトリーヌ)が迎える。久しぶりの再会だったが、母娘の間にはどこか気づまりな空気が流れる。母と過ごした時間が短かったマルティーヌは娘とうまく向き合えない。オドレイは望まぬ妊娠をしていたが、それを打ち明けることができずにいた。
翌日、オドレイは落ち着かない実家を離れ、今は誰も住んでいない静かな祖父の家で休暇を過ごすことにする。そのキッチンの戸棚から彼女が見つけたのは一冊の古い日記。それは五〇年前に家族を捨てて姿を消した祖母ルイーズ(マリ・ジョゼ)のものだった。
スタッフ・キャスト
[監督]ジュリー・ロペス・クルヴァル
[出演]カトリーヌ・ドヌーヴ、マリナ・ハンズ
上映時間:104分
配給:2009仏=カナダ/アルシネテラン
公開日:2010年10月23日
「オフィシャルサイト」