十九世紀フランスのブルゴーニュ地方を舞台に、究極のワイン作りを目指す男の数奇な運命を描くラブストーリー。原作はニュージーランドの作家エリザベス・ノックスのベストセラー小説で、監督・脚色（共同）を手がけたのは「クジラの島の少女」のニキ・カーロ。「ある子供」のジェレミー・レニエ、「ハンニバル・ライジング」のギャスパー・ウリエル、「マイレージ、マイライフ」のヴェラ・ファーミガ、「クジラの島の少女」のケーシャ・キャッスル・ヒューズなど国際的キャストが顔を揃えている。
　１８０８年、ワインの名産地ブルゴーニュ。若き農夫ソブラン（レニエ）は理想のワイン作りに情熱を傾けていた。ある夜、彼が畑で出会ったのは謎めいた天使のザス（ウリエル）。天使は彼にワイン作りの極意と一本のブドウ樹を授ける。交換条件は毎年同じ場所で必ず会うこと。ソブランは近くの土地に樹を植え、ワイン作りに明け暮れるが、結果はなかなかついてこない。