『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』などの名作を残したロシアの文豪トルストイの夫婦愛の物語。”世界三大悪妻”として有名なトルストイの妻は、本当に悪女だったのか? 主演のヘレン・ミレン(「クィーン」)とクリストファー・プラマー(「Dr.パルナサスの鏡」)がともに本年度アカデミー賞(主演・助演)にノミネート。
「つぐない」のジェームズ・マカヴォイ、「サイドウェイ」のポール・ジアマティーなどが共演。監督はマイケル・ホフマン。
十九世紀に偉大な足跡を残す文豪トルストイ(プラマー)が妻ソフィヤ(ヘレン)と結婚したのは三四歳のとき。それから四八年、ソフィヤは献身的な妻として大作家の生活を支えてきた。だがトルストイの唐突な発言が長年の夫婦関係に亀裂を入れる。その発言とは、すべての著作権を放棄し、国民に提供するというもの。そうなれば家族には遺産が残らない。
その発言を促したのは一番弟子ウラジミール(ジアマティー)。人類愛を説く”トルストイ主義者”の門下生だった。ソフィヤは夫をそそのかした彼に怒りの矛先を向ける。
スタッフ・キャスト
[監督]マイケル・ホフマン
[出演]ヘレン・ミレン、クリストファー・プラマー
上映時間:112分
配給:2009独=ロシア/ソニー・ピクチャーズ
公開日:2010年9月11日
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