「ハプニング」のＭ・ナイト・シャマラン監督最新作は、アメリカの人気ＴＶアニメを実写化したファンタジー。四つのエレメントを操る者たちの極限バトルが、世界最高峰の特殊効果スタジオＩＬＭの最新技術によって映像化される。撮影を担当したのは「ロード・オブ・ザ・リング」三部作のアンドルー・レスニー。3Ｄ、2Ｄ同時公開。
　出演はこれがデビュー作のノアー・リンガー、「スラムドッグ＄ミリオネア」のデーヴ・パテル、「トワイライト・サーガ／ニュームーン」のジャクスン・ラスボーンなど。
　気・水・土・火の四つの王国にはそれぞれの国の特性を操るベンダーと呼ばれる使い手たちがいた。中でも、四つすべてのエレメンツを操る者はアバターと呼ばれ、世界に調和をもたらす存在として各国で順番に生まれ変わりを遂げていた。このときアバターとして生を受けたのが、気の国の”エアベンダー”アン（リンガー）だった。だがアバターの誕生を知った火の国が気の国を侵略。気の国の住人たちは根絶やしにされてしまう。
　それから一〇〇年。火の王国の侵攻によって世界の均衡は崩れ去っていた。ファイヤーベンダーである王オザイ（クリフ・カーティス）は強大な火の力によって世界征服を企み、その魔の手を水の王国へと伸ばしていた。