人類に一冊だけ残された謎の本をめぐって、二人の男が死闘を繰り広げるサスペンス・アクション。荒廃した世界の西へ本を運ぶ”ウォーカー(歩く人)”その目的地はどこなのか? その本には何が書かれているのか?
謎めいた旅人を演じるのは「サブウェイ123/激突」のデンゼル・ワシントン。マーシャル・アーツと剣術の訓練を積み、本格的なブレード・アクションに初挑戦している。男と激突する独裁者役には「ダークナイト」のゲーリー・オールドマン。ほかに「マックス・ペイン」のミラ・クニス、レイ・スティーヴンスン、ジェニファー・ビールズなど個性派キャストが顔を揃えている。
製作は「マトリックス」のジョエル・シルヴァー。監督は「フロム・ヘル」のアルバート・ヒューズとアレン・ヒューズの兄弟。
文明崩壊後の世界に、本を運ぶ一人の男(ワシントン)がいた。地上にはほとんど人の姿は見えない。わずかに生き延びた人間たちは、限られた物資をめぐって強盗や略奪を繰り返している。だが男は、武装強盗の一団に囲まれても意に介さない。屈強な数人の暴漢が、男の神業のような剣さばきで一瞬にして地獄へ送られる。男の名はイーライ。本を運ぶ使者”ウォーカー”として、三〇年間たった一人で旅を続けていた。
わずかな生存者が暮らす街に、本を探す一人の男(オールドマン)がいた。貴重な水源を支配し、街を支配するその男カーネギーは、世界に一冊の本を手に入れることで、独裁者として世界の頂点に君臨しようとしていた。彼によればその本は、人の心も操れる、ある意味では兵器だった。街に立ち寄ったウォーカーは、カーネギーにその強さを見込まれ、一晩の宿を得る。だがカーネギーは男の荷物の中にその本があることを嗅ぎつけた。
スタッフ・キャスト
[監督]アレン・ヒューズ、アルバート・ヒューズ
[プロデューサー] [出演]デンゼル・ワシントン、ゲーリー・オールドマン
上映時間:118分
配給:2010アメリカ/角川映画=松竹
公開日:2010年6月19日
「オフィシャルサイト」