「ゾンビ」のジョージ・Ａ・ロメロ監督（兼脚本）の最新作。前作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」から4週間後という設定で、蘇った死者に襲われる人類を描きながら、現代社会の問題を告発する。出演はアラン・ヴァン・スプラング、ケネス・ウェルシュ、リチャード・フィッツパトリック、キャスリーン・マンローら。
　蘇った死者が生きている人間を襲っては食する、という異常事態が発生してから4週間が過ぎ、人間界の軍隊は混乱し、法秩序は崩壊した。州兵だったサージ（ヴァン・スプラング）は仲間たちと無許可で離隊し、生き残るため強盗をしながら、襲いくる死者と戦う日々を送っていた。ある日、発電所で死者の首を切り落として弄んでいる男たちを一掃し、そこで出会った丸腰の少年を同行させることに。その少年はサージたちに驚くべき映像を見せてきた。そこに映る老人は、死者の蘇ることのない安全な島があるという。行くあてもないサージたちは安全といわれるデラウェア海岸沖のプラム島を目指すことにする。