自ら命を絶った父の死を乗り越えようとする家族の再出発の物語。カンヌ映画祭”ある視点部門”審査員特別賞受賞。監督はミア・ハンセン・ラブ。
パリで独立系映画製作会社を興して二〇年。グレゴワール(ルイ・ドー・ド・ランクザン)は何作もの企画・製作を精力的にこなす映画プロデューサーとして、そして妻シルヴィア(キアラ・カゼッリ)と三人の娘を愛する父親として、多忙な毎日を送っていた。だが不況の波が押し寄せる中、会社の資金繰りは日に日に悪化。進退窮まった彼は、妻が所用で渡英した直後、自ら命を絶ってしまう。
あとに残されたのは多額の借金と数本の未完成の映画だけだった。自責の念を抱えるシルヴィアは会社の仲間たちと相談し、夫が手がけた未完の作品を引き継ぐことを決意する。
スタッフ・キャスト
[監督]ミア・ハンセン・ラヴ
[出演]キアラ・カゼッリ、ルイ・ド・ドー・ランクザン
上映時間:110分
配給:2009フランス/クレストインターナショナル
公開日:2010年5月29日
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