「きみに読む物語」のニコラス・スパークスの原作を全米アイドル、マイリー・サイラス主演で映画化した感動編で、スパークス自身が脚本化している。監督はこれが映画デビューのジュリー・アン・ロビンスン。共演はマイリーの私生活の恋人でもあるリーアム・ヘムズワース、「恋愛小説家」のグレッグ・キネアー、ケリー・プレストン、ボビー・コールマンら。主題歌“WHEN I LOOK AT YOU”をマイリーが歌っている。

　ロニー（マイリー）は、弟ジョナと共に、母と離婚した父スティーヴ（キネアー）の提案で、彼の住む海辺の家に、ひと夏を過ごすためやってきた。かつては音楽で心を通わせていた父と娘だが、ロニーは両親の離婚ですっかり変わり、ジュリアードからお呼びもかかるほどの才能を持つピアノ演奏も止めていた。父とは言葉も交わさないロニーは、浜辺でウィル（ヘムズワース）という青年と知り合う。水族館でバイトしていた彼と海岸でウミガメの卵を天敵から守ろうとしていた彼女は、次第に恋に落ちていく。最初は気の乗らなかった父との生活も、ウィルの出現で楽しく変わっていくロニーだったが、そんな折り、スティーヴが子供たちを呼び寄せた本当の理由を知る。