「96時間」のピエール・モレル監督が、またまたパリを舞台に描くサスペンス・アクション。リュック・ベッソンの原案をアディー・ハサックが脚本にし、主演に「サブウェイ123」のジョン・トラヴォルタと「Ｍ：ｉ：㈽」のジョナサン・リース・マイヤーズを迎えている。共演には新人カシア・スムトゥニアク、「オリバー・ツイスト」のリチャード・ダーデンらが参加。
若き駐仏アメリカ大使館員であるジェームズ・リース（リース・マイヤーズ）には、もうひとつの顔がある。それはCＩA捜査官の見習いであること。このことは上司のベニントン大使（ダーデン）もフランスで出会った婚約者キャロリン（カシア）も知らなかった。いつかは国家の機密に関わる事件で活躍したいと思っていたリースは、ようやく 上級 レベルの命令を受ける。だがその任務のためにアメリカからやってきた 相棒 チャーリー・ワックス（トラヴォルタ）は悪夢のような人物だった。彼はやり手の特別捜査官ながら、予測不可能な行動と毒舌で、自ら先に銃を抜いて犯罪者を倒すのが捜査方法という我が道を行く破天荒な男。空港に着いて早々、税関でひと悶着起こした彼に、度肝を抜かれたリースは目を丸くするばかりだった。
パリの街に出たワックスはいきなりある中華料理店に乗り込む。そこの裏の顔はドラッグ密売のアジトで、問答無用の銃撃戦を繰り広げ、ドラッグで儲けた資金で爆弾を手に入れ世界崩壊をもくろむテロ組織をあぶりだそうとしていたのだ。