過酷な現実を生きる十六歳の少女プレシャスの魂の救済の物語。主演女優も監督も無名ながら、作品内容と完成度が高い評価を受け、サンダンス映画祭グランプリほか世界各国の映画賞を獲得。本年度アカデミー賞の作品賞など主要六部門でノミネートされ、助演女優賞(モニーク)・脚色賞を受賞。小規模の公開館数にも関わらず、全米初登場三位という異例のヒットを記録している。主演は新人のガボレー・シディベ。歌手のマライア・キャリー、レニー・クラヴィッツが特別出演。監督は「チョコレート」の製作者リー・ダニエルズ。
1987年。ニューヨーク、ハーレム。少女プレシャス(ガボレー)は 愛しい・貴い という意味の名前とは裏腹に過酷な現実を生きていた。十六歳にして彼女は二度目の妊娠をしていた。父親は自分の実父。家に帰れば、母メアリー(モニーク)からの虐待が待っていた。容赦ない罵声や暴力に、彼女は黙って耐えていた。
スタッフ・キャスト
[監督]リー・ダニエルズ
[出演]ガボレー・シディベ、モニーク
上映時間:109分
配給:2009アメリカ/ファントム・フィルム
公開日:2010年4月24日
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