「沈黙 サイレンス」のリーアム・ニーソンが、レーモンド・チャンドラーのハードボイルド小説の私立探偵フィリップ・マーロウを演じる。その映画「マーロウ」Marloweは、ベンジャミン・グラックの小説「黒い瞳のブロンド」の映画化作。原作はチャンドラーの「ロング・グッドバイ」の公認続編で、筆者はブッカー賞受賞作家ジョン・バンヴィルの別名。マーロウが金髪黒眼の美女の依頼で、彼女の愛人の行方を探す。脚本は「ディパーテッド」のウィリアム・モナハン。監督は未定。このキャラクターはハンフリー・ボガートが演じた「三つ数えろ」(46)、ロバート・ミッチャムが演じた「さらば愛しき女よ」(75)、エリオット・グールドが演じた「ロング・グッドバイ」(73)など数々の映画で描かれてきたので、リーアムがどんなマーロウを演じるのか楽しみ。製作はニッケル・シティー・ピクチャーズ他。
photo by Alex Kazanegras