「教授のおかしな妄想殺人」のホアキン・フェニックスと、「追憶の森」のガス・ヴァン・サント監督が、実在の漫画家を描くタイトル未定の新作でタッグを組む。2人が組むのは95年の「誘う女」以来、21年ぶり。その映画は、2010年に死去した漫画家ジョン・キャラハンの伝記映画。キャラハン自身が89年に出版した自叙伝「心配しないで、彼は遠くまで行けないから」Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot を映画化するもの。キャラハンは12歳でアルコール中毒になり、18歳になる前にドラッグ中毒になり、21歳で飲酒運転による事故で四肢が麻痺するが、漫画家となって人種問題や身体障害などの題材を扱い、「ニューヨーカー」「プレイボーイ」などで活躍するようになった人物。ヴァン・サント監督は以前からこの映画化を企画していたが、なかなか実現しなかった。製作はアノニマス・コンテント他が担当。
photo by Alex Kazanegras