世界の優れた芸術家に贈られる『高松宮殿下記念世界文化賞』は今年第28回を迎え、9月13日、今年度の受賞者が発表された。
演劇・映像部門では「タクシー・ドライバー」「レイジング・ブル」などで世界的に評価も高く、古い映画の保存、修復活動も行なっているアメリカの映画監督マーティン・スコセッシが選ばれた。ほかに絵画部門ではアメリカのシンディー・シャーマン、彫刻部門ではフランスのアネット・メサジェ、建築部門ではブラジルのパウロ・メンデス・ダ・ホッシャ、音楽部門ではラトビア=ドイツのギドン・クレメールが選ばれ、『若手芸術家奨励制度』対象団体にマレーシアのアーティスト集団『ファイブ・アーツ・センター』が選出された。授与式は10月18日に明治記念館で行なわれる。
(写真:マーティン・スコセッシ Martin Scorsese)