「6才のボクが、大人になるまで。」のリチャード・リンクレーター監督が、73年の「さらば冬のかもめ」の続編を映画化。その映画に、「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」のブライアン・クランストンと「マネー・ショート 華麗なる大逆転」のスティーヴ・カレル、「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」のローレンス・フィッシュバーンが出演する。
正確には、映画の直接の続編ではなく、この映画の原作小説の続編小説を映画化するもの。原作は、05年に出版されたダリル・ポニクサンの「最後の旗が飛ぶ」Last Flag Flying。73年の「さらば冬のかもめ」の主要登場人物3人のその後を描くもので、前作は、盗みのために実刑が決まった水兵と、彼を護送する下士官2人の交流を描いたが、今回は、その元水兵の息子がイラク戦争で死去し、彼が息子の遺体を実家に運ぼうとするのを、元下士官2人が手助けする。リンクレーターは現在、配給元を探しているところ。'73年の映画はハル・アシュビーが監督し、この3人を、ジャック・ニコルスン、ランディー・クェード、オーティス・ヤングが演じていた。
photo by Alex Kazanegras