「友だちのうちはどこ」「桜桃の味」などで知られるイランの巨匠アッバス・キアロスタミが滞在先のフランスで7月4日死去とイランのメディアが報じた。がん治療のため渡仏していたという。享年76歳。1960年代にイラン映画界の新たな波として頭角を現わし、97年「桜桃の味」はカンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールを受賞。主な監督作品に「トラベラー」「ホームワーク」「クローズ・アップ」「そして人生はつづく」「オリーブの林をぬけて」「風が吹くまま」「トスカーナの贋作」「ライク・サムワン・イン・ラブ」など。
photo by Alex Kazanegras