「プリズナーズ」「複製された男」で2度組んだ、ジェーク・ギレンホールと、ドニ・ヴィルヌーヴ監督が3度目のタッグを組む。その作品は、ジョー・ネスボの2014年の同名小説の映画化作「息子」The Son。レスラーとして活躍していた主人公は、警官である父親が自殺したことから人生に絶望し、ついには犯罪者となって投獄されるが、やがて父の死の真相を知り、脱獄して父の復讐を果たしていく。ギレンホールは製作にも参加する。製作はボールド・フィルムズ他。ただし、2人とも新作予定が詰まっていて、ギレンホールはポン・ジュノ監督のSF「オクジャ」Okja、ヴィルヌーヴ監督は「ブレードランナー」続編の撮影が待っているので、新作にとりかかるのは、その後になりそうだ。
またギレンホールは、UBIソフトの人気ビデオゲームの映画化作「トム・クランシーのディビジョン」Tom Clancy's The Divisionにも主演する。このゲームは、伝染病により、電気や水などのインフラがダウンし、ギャングやテロリストに支配されたニューヨークを舞台に、ディビジョンと呼ばれる部隊が、ストリートを制圧して文明社会を元どおりにしつつ、伝染病を引き起こした犯人を捜査していくというストーリー。ゲーム原作だが、リアルなアクション映画になりそうだ。ゲームメーカーのUBIソフト自身が製作する映画で、ギレンホールは製作にも参加する。現在、監督を脚本を探しているところ。
photo by Alex Kazanegras