「ブラック・スキャンダル」のジョニー・デップと「マクベス」のマリオン・コティヤールがフランスの政治家のスキャンダルを描く「道楽者」The Libertineで共演する。二人の共演は「パブリック・エネミー」に続き二度目。今度はフランスの経済学者ドミニク・ストロス・カーンをモデルにしたストーリー。カーンは97年から99年まで経済財政産業大臣を務め、2012年の大統領選挙で有力候補とみなされていたが、訪問先のニューヨークでホテルのメイドに対する性的暴行容疑で逮捕され、後に起訴は取り下げられたが、大統領選挙には出馬しなかった。ジョニーが演じるのは、主人公の政治家の役。監督は「ヘラクレス」のブレット・ラトナー。このスキャンダルについては、エーベル・フェラーラ監督、ジェラール・ドパルデュー主演の映画「ハニートラップ 大統領になり損ねた男」も題材にしていたが、フィクションだった。
photo by Alex Kazanegras