12月4日の日本公開が間近に迫り、大いに期待が高まる「007スペクター」。これを前に、マネーペニー役のナオミ・ハリスがオメガの招聘で来日。11月30日に有楽町マリオンセンターモールにて行なわれたレッドカーペット・セレモニーに出席した。
センターモールを貫くように敷かれたレッドカーペットの左右には、彼女の登場を待ちわびるファンがぎっしり。やがて、赤や白の花をあしらったホワイトドレスを身にまとったナオミが現われるや、会場から大歓声がわき起こる。チャーミングな笑顔を見せながら、丁寧にサインや記念撮影に応えるナオミ。
レッドカーペットを歩き終えた彼女は、MCを務める別所哲也さんが待つステージへ。まずはスイスオメガ社副社長レオナルド・アッシェリマン氏が、『今までオメガはジェームズ・ボンドと20年に渡って共に歩んできました。特に今日は、ナオミ・ハリスさんをお迎えできてとても光栄です』と歓迎の挨拶。
タキシードに身を包んだ別所さんがナオミにマイクを向け、日本の印象などを尋ねる。
『実は日本に来たのは今回が初めてなんです。こんなにたくさんの方の温かい歓迎に、心からお礼を言いたいです。そしてまた、日本にもジェームズ・ボンドの情熱的ファンが大勢いらっしゃることがよくわかりました』
彼女がボンド映画に出演したのは、前作「スカイフォール」に続いて2作目。
『子供の頃からボンド映画の大ファンでした。だから夢が叶った!っていうくらい嬉しかったです。しかも「スカイフォール」だけでなく「スペクター」にも関わることができたのは、本当に嬉しいことでした』
20年目を迎えたボンド映画とオメガのパートナーシップ。ちなみに彼女が今日つけている時計は、オメガのコンステレーション。
『エレガントでクラシカル、オメガの品質の素晴らしさはジェームズ・ボンドとベストマッチだと思います』
最後に日本のファンへのメッセージを残してくれたナオミ。
『これまでのボンド映画の伝統と新しさの両方を持ち合わせていて、ご覧になったら必ず気に入っていただける作品です。ぜひ言いたいのは、開映に遅れないように。なぜならオープニングがとても素晴らしいから。ジェームズ・ボンドが現われて屋根の上からメキシコ・シティーが一望できるんです。見逃さないようにしてくださいね』
そして、ありがとう!と日本語で告げたナオミに、会場から一際大きな拍手が贈られた。
Photos by Shigeo Sugita