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★カンヌ国際映画祭レポート2015 Vol.9 
ジェーン・フォンダとマイケル・ケーンが 48年ぶりに共演

ジェーン・フォンダとマイケル・ケーンが
48年ぶりに共演した「ユース」が大好評!

 前半戦に好評を博したケート・ブランシェット主演の「キャロル」とナンニ・モレッティの「マイ・マザー」に恐ろしきライバルが現れた。それは今やイタリア映画界をリードするパオロ・ソレンティーノ監督の「ユース(若さ)」である。主演はマイケル・ケーンで、役柄は引退した音楽指揮者。舞台はスイスの療養所。そこで余生を送るケーンの仲間には、ハーベー・カイテル扮する映画監督、ポール・ダノ扮する映画俳優、それにレーチェル・ワイズ扮するケーンの娘ら。若さを保とうといろいろなトレーニングやマッサージを受けている毎日。
 風光明媚なスイスの大自然を背景に、さまざまな人間たちがあれこれ迷い、苦悩する姿を、ソレンティーノ監督得意のあふれ出るばかりの映像美で描く。それは同じイタリアの名匠フェデリコ・フェッリーニばり。彼の「グレート・ビューティー 追憶のローマ」はアカデミー外国語映画賞を受賞している。
 そんなソレンティーノ監督の新作「ユース」は、ここカンヌで大好評。さらに話題をまいたのは、ジェーン・フォンダの出演だ。マイケル・ケーンとは67年の「夕陽よ急げ」以来の共演となる。ただ、共演といっても直接絡むのではなく、絡むのはハーベー・カイテル。ジェーン扮する往年の女優がカイテル扮する監督に主演映画製作を迫るもので、ワンシーン出演という貴重なもの。
 記者会見には、レーチェル・ワイズに手を引かれたケーン、その隣には颯爽としたジェーンが坐った。質疑応答で気の利いた冗談を飛ばすケーン。ジェーンは若さを保つ秘訣は何かと聞かれ、『人生に対するパッション(情熱)よ』と堂々と答えていた。往年のファンには懐かしさにあふれるツーショットだ。

レポート:岡田光由

写真:左からパオロ・ソレンティーノ監督、マイケル・ケーン、ジェーン・フォンダ
Photo by Mitsuyoshi Okada

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