マーベルコミックの人気キャラ、デッドプールの映画化作はずっと進行していなかったが、ここにきて急展開、製作の20世紀フォックスが16年2月12日の全米公開をアナウンスした。というのも、「ウルヴァリン:X―MEN ZERO」でデッドプールを演じ、この映画でも同じ役を演じるライアン・レーノルズが、この映画のテスト映像をネットにアップしたところ、これがファンの好評を集め、その後すぐに、スタジオがゴーサインを出した格好。ライアン曰く、映像をアップしたのは、「僕たちがこのキャラクターをどんなに愛しているか、この映画にどんなに情熱を傾けているかをみんなに知ってほしかったから」とのこと。ライアンは「インターネットのパワーのすごさを知ったよ」とも発言している。デッドプールは、軍の特殊部隊で訓練を受けた暗殺者が、ウルヴァリンから抽出された成分を投入されて驚異的な回復能力を持つようになるが、多重人格で性格が不安定、金次第でヒーローにもヴィランにもなるというユニークなキャラ。監督はこれが長編デビュー作となるティム・ミラー。脚本は「ゾンビランド」のコンビ、レット・リースとポール・ワーニックが手掛ける。
photo by Alex Kazanegras