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カンヌ国際映画祭レポート2014 その7

カンヌでご機嫌なクェンティン・タランティーノ

 クェンティン・タランティーノの、今や代表作となった「パルプ・フィクション」が、このカンヌ映画祭でパルムドールを受賞して20年。クリント・イーストウッドが審査委員長で、カトリーヌ・ドヌーヴらが審査員だった時だ。当時その受賞はオドロキの一言だった。あれから20年の年月が流れ、この受賞でタランティーノをはじめ、ジョン・トラヴォルタ、ウーマ・サーマンがブレーク。特にトラヴォルタにとってはスターへの復活だった。
 その「パルプ・フィクション」が毎回カンヌの野外ビーチで開かれる無料上映会“シネマ・ドゥ・ラ・プラージュ”の今年の作品に選ばれ、タランティーノが思い出の地カンヌへ乗り込んできた。今年のカンヌは友だちや元恋人らが多く来ていて、彼にとっては楽しくてたまらないはずだ。
 まずはコンペティション部門の審査員団の一人を務めているソフィア・コッポラは昔つき合っていたことのある、元恋人。確実に会っていたのは「レザボア・ドッグス」「パルプ・フィクション」に出演した盟友ティム・ロス。彼はオープニングナイトを飾った「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」でカンヌ入り。映画ではニコール・キッドマン扮するグレース王妃の夫レーニエ国王役で出演しているからだ。
 さらに、タランティーノ映画のミューズとされるウーマ・サーマンが、夜9時30分からの“シネマ・ドゥ・ラ・プラージュ”上映会に駆けつけ、何とジョン・トラヴォルタも登場。観客たちは驚きと共に、3人の再集合に大喜び。
 いっぽう、この上映会前の午後2時半から開かれた記者会見には、たった一人で出席。25日に開催の授賞式で上映される「荒野の用心棒」にオマージュを捧げると共に、マカロニ西部劇マニアを自他ともに認めるタランティーノは、『僕はイタリアンのDNAを持っている』と公言。終始早口で、一大映画理論をぶちまけてゴキゲンだった。 (岡田光由)

写真:記者会見に臨んだクェンティン・タランティーノ監督

Reported by Mitsuyoshi Okada

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