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カンヌ国際映画祭レポート2014 その3

金城武、チャン・ツィイーら豪華キャストによる
ジョン・ウー監督最新作の発表会


 ジョン・ウーといえば、「レッドクリフ」や「M:I−2」などハード・アクション監督として知られるが、今度は何とラブロマンスに挑戦だ。そのタイトルは「大平輪」(原題)で、40億円の製作費をかけた大作として、カンヌで大々的に発表となった。
 場所はカンヌのど真ん中、高級ホテルのマジェスティックで、ジョン・ウー監督をはじめ、出演者の金城武、チャン・ツィイー、ソン・ヘギョ、長澤まさみ、ホァン・シャオミン、トン・ダーウェイら中国、韓国、日本のスターたちからなる国際キャストが集結。さすがジョン・ウー映画、他の作品と決して引けを取らない。チャン・ツィイーはグリーンドレスで、ソン・ヘギョは純白、そして長澤まさみはゴールドのタイトなツーピースドレスで、しかもミニスカートから美しい脚線を露わにして登場。
 この3女優に金城武ら男優たちが絡む。実はタイトルの「大平輪」とは1949年に中国から台湾に向かう途中で貨物船と衝突して沈没した豪華客船の名前。あれっ、まるでタイタニック号みたいと思ったに違いない。そう、つまり“中国版タイタニック”をジョン・ウー監督が作ったのだ。たまたま大平輪に乗り合わせた3カップルの運命をドラマティックに描いてみせる。長澤まさみが日本の財閥の娘に扮して、台湾からの医学生に扮した金城武と恋に落ちる設定とか。発表会で上映されたフッテージでは二人のラブシーンも映し出された。
 初めての外国映画に出演の長澤まさみは、終始緊張した面持ちだったが、日本人記者からの質問に「映像や言葉の響きから中国映画に憧れていました。だから出演出来てとてもうれしいです。役柄はつつましくて芯の強い日本女性です。相手役の金城武さんは子供のころから映像で見ていた憧れの人で、共演できるなんて夢みたい。現場では中国語も英語もわからない私をいつもサポートしてくれて、とても感謝しています」と答えていた。
 子供のころからの憧れの人というフレーズに金城が苦笑いの反応を見せた。「俺、そんなに年齢かな?」って。会場内からも笑いがもれた。 (岡田光由)

写真:ジョン・ウー監督を中心に、ソン・ヘギョ、チャン・ツィイー、金城武、長澤まさみ

Reported by Mitsuyoshi Okada

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