「リンカーン」のスティーヴン・スピルバーグが、宗教を主題にした映画「エドガルド・モルタラの誘拐」The Kidnapping of Edgardo Mortaraを監督するかもしれない。デーヴィッド・カーツァーの同名ノンフィクションを映画化するもの。イタリア系ユダヤ人エドガルドは、7歳のときに養子となってカトリックとして育てられ、成長して神父となるが、その出生が判明して、神父として認められるべきかどうか論争の的になる。脚本は、スピルバーグと実話映画2作、「リンカーン」「ミュンヘン」で組んだトニー・クシュナー。製作はドリームワークスとワインスタイン・カンパニーが担当。ただし、スピルバーグには「モンテスマ」「ロボポカリスプス」などの監督候補作があり、本作が彼の次の作品になるかどうかは不明だ。
photo by Alex Kazanegras