「アラビアのロレンス」の主人公ロレンス大佐役などで名演技を残したアイルランド出身の俳優ピーター・オトゥールが、12月14日ロンドンの病院で病気のため死去したことを英BBCが伝えた。享年81歳。
英軍に従軍した後、英国王立演劇学校で演技を学び、初主演作となった62年の「アラビアのロレンス」でアカデミー賞候補となって一躍世界的スターに。
「ベケット」「冬のライオン」「チップス先生さようなら」「スタントマン」「ヴィーナス」などで計8回アカデミー賞候補になったが、受賞は一度も果たせず、03年に名誉賞を授与された。昨年夏に引退声明を出していた。ほかに「おしゃれ泥棒」「ラストエンペラー」などにも出演。
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