オードリー・ヘプバーンが「パリの恋人」「昼下りの情事」に出演し、美しさの絶頂期にあった時代に出演した作品が日本の劇場でこの冬、初公開されることになった。
その作品とはオードリーと当時新婚の夫メル・フェラーが共演し、米NBCのブロードキャスト映画シリーズ『プロデューサーズ・ショーケース』の目玉企画として57年2月4日に一度だけオンエアされたTV映画『マイヤーリング』。昨年、ドイツで行なわれたオードリー記念展で、保存されていた幻のマスターをHDで復元、ワールドプレミア上映されたもの。これがついに日本でも劇場公開されることに。内容は19世紀後半のオーストリア=ハンガリー帝国を舞台に皇太子ルドルフと男爵令嬢マリーの運命の出会いを描く。監督には同じ題材を使った35年のフランス映画「うたかたの恋」などの名匠アナトール・リトヴァクを起用。
今冬、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか、全国順次公開。配給ブロードメディア・スタジオ。
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