TV「プリズン・ブレイク」で人気を博したウェントワース・ミラーが、ロシアのサンクトぺテルブルク国際映画祭への参加を断る公開書簡の中で、自ら同性愛者であることをカミングアウトした。同性愛者擁護団体GLAADのウェブで掲載された書簡には、招待を感謝しながらも、『(同性愛プロパガンダ禁止法が施行された)ロシアの主催するイベントに、同性愛者である私が参加することは道義的にできない』と映画祭あてに丁寧に断る文章が記されている。この法律は6月にロシアで制定された新法で、公の場で同性愛やトランスジェンダーなどを宣伝する行為を禁ずる法律。この国を訪れる外国人にも適用され、国際的にも非難されているもの。
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